ペットが亡くなった直後にやるべきこと

大切な家族であるペットが亡くなったとき、悲しみの中で何をすればよいのか分からなくなる方も多いでしょう。ここでは、ペットが亡くなった直後に行うべき基本的な対応を順を追ってご紹介します。
1. 安置する
ペットが亡くなったら、まず体を安置してあげましょう。そのままにしておくと体温が下がると同時に硬直や腐敗が始まるため、なるべく早めの対応が大切です。
体をきれいに拭き取り、安らかに眠れるように姿勢を整えます。口や目が開いている場合は、やさしく閉じてあげましょう。
また、体の下にタオルやペットシートを敷き、体のまわりには保冷剤や氷を置くと良いでしょう。夏場や気温の高い時期は特に腐敗が進みやすいため、冷房を効かせた涼しい場所に安置します。

2.葬儀や火葬の準備をする
ペットの葬儀や火葬にはいくつかの方法があります。自宅まで来てくれる移動火葬車を利用する方法や、ペット霊園へ連れて行く方法などがあります。
希望する供養方法(個別火葬・合同火葬・立会火葬など)を決め、信頼できる業者へ依頼しましょう。事前に料金体系や対応エリア、立会の可否などを確認しておくと安心です。

3.遺骨の供養方法を考える
火葬後は、遺骨をどのように供養するかを考えます。ペット霊園に納骨したり、自宅で手元供養を行ったり、散骨や樹木葬を選ぶこともできます。
どの方法が一番心穏やかに感じられるか、ご家族で話し合って決めるのがおすすめです。
4.形見や思い出を残す
遺骨以外にも、思い出を残す方法があります。毛や爪を少しカットして保管したり、写真や首輪、洋服をメモリアルボックスに入れて飾る方も多くいらっしゃいます。
近年では、遺骨や毛をアクセサリーに加工する『メモリアルジュエリー』も人気があります。手元に感じる温もりが、少しずつ心の整理を助けてくれるでしょう。

5.心のケアを大切にする
ペットを失う悲しみは深く、時間が経っても涙があふれることがあります。無理に気持ちを切り替えようとせず、ゆっくりと心の整理をしていくことが大切です。
家族や友人に話を聞いてもらったり、同じ経験を持つ人と共有することで、少しずつ前を向けるようになる方も多いです。ペットはあなたの幸せを一番に願っている存在です。穏やかに思い出を語りながら過ごしていきましょう。

まとめ
ペットが亡くなった直後は動揺や悲しみで何をすればいいのか分からないことが多いものです。まずは安置を行い、葬儀・供養の準備を進めながら、少しずつ心を落ち着けていきましょう。
お別れはとてもつらい時間ですが、感謝の気持ちで見送ることが、何よりの供養になります。
ペット葬儀お役立ち情報一覧 →