大切な思い出を残すペット供養グッズを紹介

ペット葬儀とともに注目を集めているのが、ペット供養のためのメモリアルグッズです。近年、ペットを家族の一員として迎える方が増え、それに伴い「思い出を形に残す」ためのグッズの需要も高まっています。
今では、デザインや素材にこだわったさまざまなメモリアルグッズが登場し、飼い主の想いや暮らし方に合わせてペットとの思い出を残すことができるようになりました。
この記事では、メモリアルグッズの概要と主な種類、選び方についてわかりやすく紹介します。
ペット供養をグッズとして残す

近年はペットの飼育数の増加とともに、葬儀や供養への関心も高まっています。そのなかで注目されているのが、ペットとの思い出を「形」として残すメモリアルグッズです。
メモリアルグッズとは、亡くなったペットを偲び、いつもそばに感じるための供養品のこと。手元に置くことで心の支えとなり、ペットロスの軽減にもつながるといわれています。
ペットとの思い出が形になるメモリアルグッズ

大切なペットとの思い出を残したいという気持ちを形にするのが、メモリアルグッズの役割です。仏壇のように供養するタイプから、日常的に身につけられるアクセサリータイプまで、幅広い種類があります。
ペット霊園に納骨していてお骨が手元にない場合でも、メモリアルグッズを持つことで、いつでもペットを近くに感じることができます。
こうしたグッズは、失った悲しみを少しずつ癒し、悲しみを感謝の思い出へと変えてくれる存在でもあります。
メモリアルグッズを作るには?

メモリアルグッズを作る・購入するには、いくつかの方法があります。代表的な3つの方法を紹介します。
インターネットで探す
もっとも手軽なのは、インターネットで探す方法です。オンラインショップでは多くの種類を比較でき、製作者の想いや商品の詳細も確認できます。
店舗で選ぶ
実際に商品を手に取って選べる店舗もあります。サイズ感や素材を直接確認できるため、ペットの雰囲気にぴったりなものを見つけやすいのが特徴です。
ペット葬儀業者を通して購入する
ペット葬儀を行う業者が、仏壇や位牌などのメモリアルグッズを取り扱っている場合もあります。ただし、取り扱い商品が限られていることがあるため、事前確認が大切です。
最適な形でペットとの思い出を残す

メモリアルグッズには多くの種類があり、飼い主の考えや目的に合わせて最適な形を選ぶことができます。ここでは代表的な供養グッズをいくつか紹介します。
初めてでも安心できる供養セット
自宅で納骨や供養をしたい方におすすめなのが、仏壇タイプの供養セットです。ペット用仏壇は手のひらサイズのものから、本格的な大型タイプまでさまざま。省スペースでも置けるため、初めての方でも取り入れやすいのが特徴です。
なかには人用仏壇を製造する会社が手がけたものもあり、お線香やローソクを立てて供養できる本格的なデザインもあります。
仏壇と仏具がセットになったタイプは、初心者でも扱いやすい人気の形式です。
思い出をいつまでも形に残せる供養グッズ
思い出を残す方法は写真だけではありません。写真入りの位牌やペットのシルエットをモチーフにしたチャームなど、形に残して飾れるアイテムも数多く販売されています。
位牌は名前や命日などを刻印でき、豊富なデザインから選べます。写真と組み合わせて飾ることで、より温かみのある供養スペースを作ることができるでしょう。
ストラップやチャームタイプなら外出時にも身につけられ、いつでもペットをそばに感じることができます。お店によっては刻印サービスを行っている場合もあります。
いつまでも一緒にいられる供養グッズ
アクセサリーやストラップのように、日常で身につけられるメモリアルグッズも人気です。これらはいつでも手元に置けるため、「ずっと一緒にいる」感覚を持ち続けられます。
定番としては、遺骨を納められる小型の遺骨ホルダーがあります。さらに、遺灰や遺骨を素材に加工し、ペンダントやリングなどのジュエリーにすることも可能です。
たとえば、ペットの毛をガラスの中に閉じ込めたり、遺骨を色ガラスや樹脂と混ぜてハートなどの形に加工したりすることで、ペンダントトップやストラップとして持ち歩くことができます。
最近では、遺骨や遺毛をもとに人工ダイヤモンドを作り、高級感のあるアクセサリーとして残すサービスも登場しています。大切な存在を上品な形で身につけたい方に人気の方法です。
オーダーメイドでオンリーワンに

メモリアルグッズの中には、オーダーメイドで作れるものもあります。世界にひとつだけの特別なグッズを希望する方には、この方法が最適です。
たとえば、愛犬や愛猫にそっくりのフェルト人形を職人が手作りしてくれるサービスや、遺毛を使って実際の毛並みに近い人形を再現してくれるものもあります。さらに、遺骨や遺毛を素材として加工したジュエリーもオーダーメイドの一例です。
こうしたグッズを作るには、遺骨や遺毛を残す必要があります。火葬の場合は遺骨が戻ってきますが、埋葬を選ぶと残らないこともあります。また遺毛は、葬儀の前にあらかじめ少し取っておくことが大切です。
オーダーメイドのメモリアルグッズを希望する場合は、葬儀会社に相談して「遺骨・遺毛を残せる葬儀方法」にしてもらうと安心です。
まとめ
ここまで、ペット供養グッズの種類や選び方を紹介してきました。最後にポイントを整理します。
- ペット葬儀の需要が高まるにつれ、メモリアルグッズの種類も増加している
- メモリアルグッズはペットロスを和らげる効果が期待できる
- 購入方法は「インターネット」「店舗」「葬儀業者」などさまざま
- 仏壇・位牌・チャーム・ジュエリーなど、好みに合わせて選べる
- オーダーメイドで唯一無二のグッズを作ることも可能
大切に育ててきたペットと、これからも心の中で寄り添って生きていくために、自分に合った形で思い出を残すことが何より大切です。自宅で供養するための仏壇や、持ち歩けるアクセサリーなど、さまざまなスタイルの中から「自分らしい供養のかたち」を選び、これからもずっとペットとの絆を感じながら過ごしていきましょう。
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